【究極】昴コーヒーの1杯抽出型”円錐”ドリップバッグを使ってみた!
皆様こんにちは。
市販ドリップコーヒー分析職人のポポです!
先にお断りしておきますが今回の記事、市販ドリップコーヒー商品ではないです!
市販と言えば市販ですが、特定の店舗で購入したものなのでスーパーやコンビニ等、全国どこでもお買い求めいただける商品ではない事をご了承くださいませ。
で、何の記事かと言いますと1杯抽出型ドリップバッグの究極の形、
円錐型ドリップバッグを実際に使って飲んでみた!というお話になります!
これまで色々なドリップバッグを見てきましたが円錐という形には初めて出会いました。
その経験と感動をお伝えしたいと思います!
円錐ドリップバッグとの出会い
きっかけは故郷での同窓会
少し前の話になりますが、今夏の初めごろに高校の同級生と同窓会をやろうという話になりました。
社会人になってからというもの皆住んでいる場所は散り散り。数年ぶりに故郷に帰ってみるのも良いなということで私の故郷・広島へ!
同窓会前に少し足を伸ばして商店街をブラブラ。
もちろんお目当てはコーヒーです!笑
小さいころから気になっていた「昴珈琲店」
ブラブラしつつ訪れたのは、私が産まれる前から営業されている「昴(すばる)珈琲店」。
いつもお店の前でコーヒー豆を金網にのせてジャラジャラと音を鳴らしている「くいだおれ人形」的なロボットが印象的なお店でした。(←今はもう出していないそうです。笑)
1959年創業の老舗コーヒー店で、あのX JAPAN、hideの7回忌法要返礼品の珈琲を受注したことでも知られる有名なお店です!
店員さんから紹介された円錐ドリップバッグ
店舗に入ると焙煎の良い香りが!
さっそく感じの良い店員の方が『どんなのをお探しですか?』と声をかけてくれました。
暑かったのでアイスコーヒーの試飲もさせてくれて、初めて来た事とか色んな話をさせていただきました。
ドリップバッグタイプのコーヒーが大好きなんですー!
と伝えると『窓際にありますよー』と言われ、見てみるとドリップコーヒー商品がギッシリ!
どれがどんな味なのか分からないので味わいがチャート表で分かるリーフレットを見せてもらうことに!
こちらのお店では甘みと苦みを軸に味わいを振り分けれられていました!
色々お話して、4種類ほど選ばせてもらいました!
そのあと、
ちょっとウチのドリップバッグ難しいかもしれないから練習してみて
とサンプル用の円錐ドリップバッグを使って使用方法を教えてもらうことに!
とうとうここまで来たのか…
ドリップバッグタイプのコーヒーを飲み続けて早や6年、初めて目にした円錐型ドリップバッグに感動したのは言うまでもありません。(少々大げさ。笑)
昴珈琲店さん!写真撮影も快くOKしていただいて、その折はありがとうございました!
円錐ドリップバッグを使ってみる
昴珈琲店の看板商品「Bmix」について
今回円錐ドリップバッグとともに味わいについても分析させていただくのは看板商品の「Bmix」。
このBmixは、1959年の創業以来ずーっと変わっていないお店を代表するブレンドなんだとか。
で、もっとすごいのが本商品の”使い方”!
お店の方も普段からそれはもう色んな国、色んな種類のコーヒーをテイスティングするそうなんですが、正直味わいの基準がよく分からなくなる事があるそう。
そんな時、基準の味わいに立ち返るためにこのBmixを飲むらしいです。
飲んでから再度テイスティングするとしっかりと味わいの分析ができるとのこと!
先ほどの画像「味のチャート表」でも真ん中に位置していますが、これはあくまで昴珈琲さん作成のチャート表。
でもこのBmixをコーヒー関連イベントで出展した時に得た第三者評価(チャート表)でもど真ん中に位置する商品だったみたいです!
これはすごい事だと思うの。
そんなBmixの味わいと私のコーヒー分析の基準が大きくズレていないことを祈りつつ、開封していきたいと思います!
円錐ドリップバッグをセッティングしてみる
パッケージを開封してみると、良い香りとともに下記のようなドリップバッグが出てきました!
まぁなんとオシャレなドリップバッグでしょう。
コーヒーチェリーの画像に昴コーヒーさんのブランドマークが!
そして、気づいて頂きたいことが。
ちょっと四角いなという感じはありますが、特別なサイズとか特別な作りは感じさせない、一見通常の市販ドリップバッグと同じように見えるんですよ!
でも組み立ててセットしてみるとこんな感じ!
見てくださいこの完璧なまでの円錐!
ドリップしている最中はこんな感じです!
注ぎ口が広くてお湯も注ぎやすい!
本当に普段ドリッパーとペーパーフィルターで飲むのとほとんど違いがありません!
では円錐ドリップバッグで淹れたBmix、飲んでみます!
円錐ドリップバッグ商品「Bmix」の分析結果
<ポポの分析結果はコチラ>※
香り:4
酸味:3
コク:3
風味:4
※各項目ごとに5段階評価で実施。
香り(1香ばしくない ~ 5香ばしい)
酸味(1弱い ~ 5強い)
コク(1軽い ~ 5重い)
風味(1心地よくない ~ 5心地よい)
このブログにおける風味とはコーヒーを飲み終えた後の感覚・鼻で深呼吸した時の気分を表しています。
香りは軽やかで焦げ感の香ばしさがありますね。
軽やかなのに主張が強く、いつまでも香っていられます。
オレンジのような明るい酸味がほどよくあり、飲んだ瞬間に口一杯に広がります。
でもしつこさはないし、酸っぱいという感じもありません。
コクは程良く、シルクのような優しい口当たり。
風味としては雑味が全くなく、後味に残る柔らかい苦味も心地やよく、明るい気持ちにさせてくれますね!
品行方正という言葉がピッタリの一杯!
この円錐フィルターは基本的なドリッパーを使ったハンドドリップに近い形なので、コーヒー本来の美味しさを最大限に引き出していると感じます。
そのためかシンプルなドリップバッグに比べて香りや風味がいつもよりもハッキリと感じました。
加えて絶妙なブレンド・焙煎が40年続いている商品の絶対感というか、安定さを醸し出していますね。
お店の方が「基本に立ち返る時に飲む」と言われるだけあって香り、苦味、酸味、コク、全てが心地よく感じる味わいだったように感じます。
わたしも味を評価する際に中心を定義する事の大切さを知りました!
ちなみに私の感覚でもこのBmixが「バランスが取れている」と感じたので、これまで分析してきたドリップコーヒーも大きくは外れてないのかなと思います!ホッ。(安堵)
さいごに
おまけ:今後の市販ドリップコーヒーも全て”円錐”に!?
今回は円錐のドリップバッグを扱っているという事で昴珈琲さんのドリップバッグ商品を元に色々と紹介させていただきましたが、私が一番感じた事。
これ、近い将来スーパー等で販売されている市販ドリップコーヒー商品にも適用されるんじゃないでしょうか!?
もちろん商品コストとの兼ね合いもあるので商品開発までは簡単にはいかないかもしれません。
が、いつの時代だって何が当たり前になるか分からない世の中ですし、十分にあり得るかなと思います!
なんと言っても従来のドリップバッグに比べ、
- お湯の注ぎやすさが段違いに良い
- フィルターが抽出面に設置しない=本来の味わい
- コーヒーを淹れるのが楽しいというワクワク感
という点で円錐ドリップバッグが優っています!
一方で、ちゃんとデメリットもお伝えしておきますと
- 新しいドリップバッグに使い慣れない方
- 説明方法を読まない方
向けには浸透しないかと思います。笑
というわけでコーヒー関連各社のドリップコーヒー商品企画・開発担当の皆様、ぜひ円錐ドリップバッグ商品の開発をお願いします!
【昴珈琲さんへ】
円錐ドリップフィルターのドリップバッグの特許はとっておいた方が良いです!!
まとめ
ではそろそろまとめていきたいと思います!
本記事の要点はコチラ!↓↓
・昴珈琲店の円錐ドリップバッグは未来の市販ドリップコーヒーの礎
・ポポのこれまでの分析結果はあながち間違いではなかった!笑
以上3点です!
昴珈琲さんの情報は下記に記載しておきます。
住所:〒737-0046 広島県呉市中通2丁目5-3
電話:0120-02-7730
営業時間:9:00~17:00 火曜定休
公式HP:https://www.subarucoffee.co.jp/
今後、市販ドリップコーヒー業界で円錐ドリップバッグが流行る事を願っています!!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
以上、ポポでした☆
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