【知っておきたいコーヒー雑学】コーヒー産地(ブラジル、コロンビア)と種類(アラビカ、ロブスタ、リベリカ)について
こんばんは。市販コーヒー分析職人のポポです。
今回は少し分析を休憩して、以前から思っていた疑問を解消していきたいと思います。
コーヒーを分析している中での疑問
【ポポの疑問2】なんで生産地はみんなブラジルとコロンビア他なの?
はい!それでは疑問1から調べてまいりたいと思います!
【ポポの疑問1】なんでドリップバッグはみんな同じなの?
結論:コストが安いから。です。
少し、販売者目線で1カップコーヒーを企画・販売してみましょう!(もちろん妄想で)
コーヒー豆を生産するのは難しいのでどこからか買いつけます。
↓
コーヒーを焙煎します。
↓
いい感じの香りになってきたらコーヒーミルで挽きましょう!
↓
さぁいい感じのコーヒー粉末ができてきました!さぁドリップ用の袋に詰めましょう!
↓
あれ?袋ってどこにあるのかな??
↓
よし、袋を売っている業者さんを探そう!一番安くて使い方も簡単なのってどれですかー?
↓
はい、コレです。
と、いうことなんですね。
やはり売り上げを意識するとコストをどれだけ削減するかが重要になりますよね。
逆に言えばこの袋を使っていない1杯用の商品はかなりの思い入れのある商品と思っていいでしょう。
ではもう一つの疑問に行ってみたいと思います。
【ポポの疑問2】なんで生産地はみんなブラジルとコロンビア他なの?
結論:コーヒー豆の生産量がスゴイから。です。
コーヒー豆は世界60カ国以上で生産されているそうです。
【コーヒー豆生産量ランキング(2017年調べ)】
1位・・・ブラジル(約268万t)
2位・・・ベトナム(約154万t)
3位・・・コロンビア(約75万t)資料: GLOBAL NOTE 出典: 「世界のコーヒー豆 生産量 国別ランキング・推移」より
となっているようです。(近年3位はコロンビアよりもインドネシアの方が追い上げてきているそうです。。。)
なおブラジルの生産量は全体の約3割を占めており、コーヒー大国なのだそうです。
なぜなのか?
それはブラジルの気候や土地などの環境が「コーヒー豆の生育条件に最適」だからだそうです。
サッカーだけでなく、コーヒーも最強なんですね。。
ここで更なる疑問となるのが2位のベトナムです。
普通に考えればブラジルとベトナムのコーヒー豆を使った商品が多くてもいいはず。
なぜ、3位のコロンビアなのか。
それはコーヒー豆の品種にカラクリがあるようです。
コーヒー豆の品種には大きく分けて3種類あります。
・【ロブスタ種】・・・苦く、雑みのある味わいで下級品として扱われる。栽培していく上で病気や環境に強く、タフな一面を持つ。
・【リベリカ種】・・・西アフリカで生産される品種。アラビカ種より味が劣ると言われる上に栽培上の病気にも弱く、生産性が低いためあまり流通していない。
そして先ほどのコーヒー生産地がどの品種を栽培しているかというと、
ベトナム・・・ロブスタ種
コロンビア・・・アラビカ種
だそうです。
つまり、ベトナム産のコーヒー豆はロブスタ種であり、より高品質な商品を作る上では適していないということになります。
だからどの商品もベトナム産ではなく、コロンビア産を選んでいるのですね!
ちなみに、ロブスタ種はインスタントコーヒーや複数のコーヒー豆をブレンドする際にかさ増し等で使われるそうです。
パッケージの裏に
「原産国:ブラジル、コロンビア他」
とよく書いてますが、この”他”というのがベトナム産のコーヒー豆なのかもしれませんね^^
一度、商品の製造過程を1から見学してみたいものです☆
いやー勉強になった!!
最後に
まとめ
いかがでしたでしょうか?
そろそろまとめに入りたいと思います!
・ブラジル産、コロンビア産のコーヒー豆がよく使用されるのは生産量が多く仕入れやすいため
と思われます!
ちなみにベトナムではロブスタ種のコーヒーに練乳を入れて飲むみたいですよ。
現地に行ったらぜひ飲んでみたい!!
以上、ポポでした☆
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