【知っておきたいコーヒー雑学】味が違う?コーヒー豆の焙煎・ローストについて

コーヒー雑学

【知っておきたいコーヒー雑学】味が違う?コーヒー豆の焙煎・ローストについて

こんばんは!コーヒー分析職人のポポです!

今日は前回、小川珈琲さんの小川プレミアムブレンドを分析する際に「浅煎り」「中煎り」「深煎り」の3種類のコーヒー豆が使われておりました。

【飲んでみた!】小川プレミアムブレンド(小川珈琲)
小川珈琲さんのロングセラー、プレミアムブレンドを飲んでみました!フルーティな酸味と芳醇なコクのバランスはお見事としか言いようがありません!

違いがよく分からなかったので、コーヒーの焙煎(ロースト)について調べた内容を下記の通り、まとめてみましたので参考にしてみてください!

焙煎について

焙煎(ロースト)ってなに?

焙煎とはコーヒーの生豆(栽培したコーヒーを採ってすぐのもの)を煎る(焼く)ことです。
なぜ煎るの?と思うかもしれませんが、

そもそもコーヒー豆は採取したままの状態ではコーヒーらしい香りや味がほとんどしません。

焙煎することによって生豆の水分(10%程度)を蒸発させ、コーヒーの油や糖分が化学変化し、コーヒーらしい芳醇な香りを放つようになるのだそうです。

もちろん香りと同時に酸味や苦味、甘味なども変化するようですよ。

焙煎にはどんな種類があるの?

先ほど、焙煎することによって香りを放ったり味が変化したりと説明しましたが、焙煎には浅煎りから深煎りまで基本的に8通りあるようです。

焙煎の段階、特徴などは下記表の通り。
段階 炒り加減 ロースト名 焙煎時間 豆の色 特徴
1段階 浅煎り ライトロースト 明茶 ほとんど飲まれない
2段階 浅煎り シナモンロースト ほとんど飲まれない
3段階 中浅煎り ミディアムロースト 少し濃茶 酸味が強く、苦味は弱い
4段階 中煎り ハイロースト 濃茶 酸味が強く、少し苦味
5段階 中深煎り シティロースト 焦げ茶 酸味と苦味のバランスがよい
6段階 中深煎り フルシティロースト 濃い焦げ茶 酸味が少なくなり苦味が少し強い。
7段階 深煎り フレンチロースト 黒っぽい茶 アイスコーヒーやエスプレッソ向き。苦味が強い。
8段階 深煎り イタリアンロースト 黒色 酸味はほぼなく、濃厚な苦味。香ばしい香り。

つまり、焙煎は長い時間すればするほど見た目も味も変わっていくのですね。

日本やアメリカで一番好まれるのが5段階のシティローストに当たるようです!
確かに酸味と苦味のバランスがとれてるコーヒーが一番よさそうですよね!

カフェインの量に変化は?

はい、もしかしたら少し気にされる方もいらっしゃるかもしれません。
焙煎によってカフェイン量が変化するかどうか。

答えはノーです!

確かに焙煎することによってコーヒー豆1粒あたりのカフェインは昇華されるため、厳密に言えば減少するようです!

しかし、コーヒー豆1粒の重さが、水分が抜けて小さくなる(軽くなる)分、焙煎する前と同量の焙煎されたコーヒー豆を集めると粒の数は結果として増えますので、カフェイン量は変化しない(ほぼ同等)ということになるようです。

少し分かりづらいですが、焙煎の種類によってカフェイン量は変化しないということで理解していただければと思います!

さいごに

まとめ

いかがでしたか?
最後におさらいしておきましょう!

1.焙煎(ロースト)とはコーヒーの生豆を煎る(焼く)ことである
2.焙煎は長い時間すればするほど見た目も味も変わっていく
3.焙煎の種類によって私たちが飲むコーヒーのカフェイン量は変化しない

それと、私たちが日ごろよく飲んでいる焙煎の段階は、シティーローストなんですね!
ちなみにシティーとはニューヨークシティーから由来しているそうですよ!

また少しコーヒーに詳しくなれた気がします!

それでは、また次回:)

以上、ポポでした☆

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